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【2024年8月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均の時給は1,367円。前年比 48円アップ

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2024年8月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関西・関東で前年比プラス。九州は過去最高時給を更新。平均時給は1,367円に

ディップ株式会社のバイトル「2024年8月度 アルバイト平均時給調査」によると8月のアルバイト・パートの平均時給は1,367円（前年比 48円増、前月比 3円増）となりました。

エリア別で見ると九州で過去最高時給が更新されました。関西・関東エリアでは前年比プラスでした。
東海エリアの平均時給は、1,229円（前年比 73円減、前月比 1円増）、関西エリアの平均時給は、1,342円（前年比 38円増、前月 31円増）、九州エリアの平均時給は、1,432円（前年比 97円増、前月比 14円増）となりました。関東エリアの平均時給は、1,435円（前年比 108円増、前月比 9円増）でした。

職種別で見ると、販売の職業で過去最高を更新しました。

事務的職業は 1,288円（前年比 21円増、前月比 14円増）
専門的職業は 1,820円（前年比 308円増、前月比 8円減）
飲食の職業は 1,140円（前年比 50円増、前月比 2円減）
販売の職業は 1,187円（前年比 77円増、前月比 4円増）
サービスの職業は 1,298円（前年比 71円増、前月比 6円減）
運搬・清掃・包装等の職業は 1,205円（前年比 167円減、前月比 1円減）
建設の職業は 1,423円（前年比 56円減、前月比 53円増）
製造・技能の職業は 1,162円（前年比 311円減、前月比 12円減）
教育の職業は 1,917円（前年比 337円増、前月比 80円増）

なおバイトルに8月掲載された求人件数は、前月比1.0%減の約297,000件と下がりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの8月度募集時平均時給に関しては、前年同月の1,644円に比べると25円増加（増減率＋1.5％）、前月の1,668円から比べると1円増加（同＋0.1％）の1,669円となりました。

職種別に見ると、前年同月比は「オフィスワーク系」（増減額＋47円、増減率＋2.9％）など5職種でプラス。前月比は「IT・技術系」（増減額＋31円、増減率＋1.4％）など2職種でプラスとなりました。
（株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和6年8月の有効求人倍率は、前月より0.01ポイント下回り1.23倍。

令和6年10月1日に発表された8月分の有効求人倍率（季節調整値）は 1.23倍となり、前月を0.01ポイント下回りました。新規求人倍率（季節調整値）は 2.23倍となり、前月を0.10ポイント上回りました。

8月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると6.5％減となりました。

これを産業別にみると、情報通信業（1.4％増）で増加となり、宿泊業,飲食サービス業（23.5％減）、生活関連サービス業,娯楽業（12.3％減）、製造業（2.9％減）などで減少となりました。

求人の増加と時給の上昇が続く8月

2024年8月のパート・アルバイト市場では、引き続き平均時給の上昇傾向が見られました。販売、飲食業では高い需要があり、時給の引き上げが目立っています。
特にアルバイトでの即戦力を求める業界では、時給がやや高めに設定される傾向があります。

10月から施行される最低賃金引き上げを前に、企業は時給の見直しを加速させており、これにより一部職種では時給が前年同期比で大きく上昇しています。

企業は求人内容を刷新し、時給を適正に設定して人材を確保しようとする動きが強まっており、求人の競争力を高めるための時給調整が行われています。

本レポートでは平均時給の動向を詳しく紹介しておりますので、ぜひ採用活動にお役立てください。

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