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【2024年6月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均の時給は1,345円。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2024年6月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関西・九州は前年比プラス、関東は最高時給を更新。平均時給は1,345円に

ディップ株式会社のバイトル「2024年6月度 アルバイト平均時給調査」によると6月のアルバイト・パートの平均時給は1,345円（前年比 57円増、前月比 12円増）となりました。

エリア別で見ると、関東で過去最高時給が更新されました。
東海エリアの平均時給は、1,203円（前年比 59円減、前月比 12円増）、関西エリアの平均時給は、1,290円（前年比 2円増、前月 8円増）、九州エリアの平均時給は、1,397円（前年比 141円増、前月比 15円増）となりました。関東エリアの平均時給は、1,431円（前年比 130円増、前月比 10円増）でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、4職種の大カテゴリが前年を上回りました。

事務的職業は 1,299円（前年比 58円減、前月比7円増）
専門的職業は 1,804円（前年比 282円増、前月比14円減）
飲食の職業は 1,142円（前年比 50円増、前月比1円増）
販売の職業は 1,181円（前年比 91円増、前月比6円増）
サービスの職業は 1,304円（前年比 70円増、前月比45円増）
運搬・清掃・包装等の職業は 1,219円（前年比 89円減、前月比19円減）
建設の職業は 1,374円（前年比 350円減、前月比2円増）
製造・技能の職業は 1,295円（前年比 129円減、前月比74円減）
教育の職業は 1,509円（前年比 129円減、前月比26円増）

なおバイトルに6月掲載された求人件数は、前月比5.2%減の約304,000件と下がりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの6月度募集時平均時給に関しては、前年同月の1,158円に比べると23円増加（増減率＋2.0％）、前月の1,186円から比べると5円減少（同−0.4％）の1,181円となりました。

職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋34円、増減率＋3.1％)など5職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額−18円、増減率−1.3％)など2職種でマイナスとなりました。
（株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和6年6月の有効求人倍率は、前月より0.01ポイント下回り1.23倍。

令和6年7月30日に発表された6月分の有効求人倍率（季節調整値）は 1.23倍となり、前月を0.01ポイント下回りました。新規求人倍率（季節調整値）は 2.26倍となり、前月を0.10ポイント上回りました。

6月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると 9.4％減となりました。

これを産業別にみると、製造業（14.6％減）、生活関連サービス業,娯楽業（13.7％減）、建設業（12.8％減）、教育,学習支援業（11.5％減）、サービス業(他に分類されないもの)（10.4％減）などで減少となりました。

人材不足が続くアルバイト・パート市場。10月の最低賃金改定にも注目！

6月は長期休暇や大きなイベントがないため、アルバイト・パートの求人件数は全体的に落ち着いていました。
しかし、アルバイト・パートの市場は、依然として人材不足が続いており、特定の職種やエリアでは時給の上昇が見られました。

三大都市圏（首都圏、東海、関西）でのアルバイト・パートの平均時給は前年同月比で上昇し、1,181円となりました。特に販売・サービス系の職種では過去最高額を記録しており、観光やインバウンド需要の影響を受けた化粧品販売やホテルスタッフの時給が大きく伸びています。
さらに、毎年10月上旬に改定される最低賃金の影響も予想されるため、今後も時給の動向に注視する必要があります。

本レポートでは最新の平均時給の動向を詳しく紹介しておりますので、ぜひ採用活動にお役立てください。

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