スキマバイトにおける労働時間管理の問題
2025年2月14日
株式会社 シスプロ
平素よりワーカーズプロをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、スキマバイトにおける労働時間管理の問題が報じられ、
労働基準法に基づく適切な労働時間管理の重要性が改めて注目されています。
つきましては、貴社におかれましても、以下の点にご留意いただきますよう
お願い申し上げます。
1. 労働時間の適切な管理
- 労働者が複数のアプリを通じて同一企業で勤務する場合、
総労働時間が週40時間を超える可能性があります。
この場合、労使協定の締結や割増賃金の支払いが必要となります。 - 弊社からご紹介するスタッフの労働時間は
システムにより適切に管理しておりますが、
他社からの紹介スタッフに関しては労働時間の一元管理が課題となっております。
労働基準法では、1日8時間、週40時間を超える労働は時間外労働とされ、
割増賃金の支払い義務が生じますので、
労働者の勤務状況を正確に把握し、適切な労働時間管理を行ってください。 - 他社からの紹介スタッフの労働時間を把握できない場合、
法定労働時間を超過していることに気付かず、結果として
割増賃金の未払いなどの法令違反が発生するリスクがあります。
このような状況は、貴社にとって重大な問題となり得ます。
2. 労働条件の明示
- 労働者を募集・採用する際には、業務内容、労働契約の期間、就業場所、
労働時間、賃金などの労働条件を明示することが義務付けられています。 - 働条件通知書を交付し、労働者に対して労働条件を明確に伝えてください。
3. 労働基準法の遵守
- 労働基準法に基づき、労働時間、休憩時間、休日、割増賃金などの規定を
遵守してください。 - 特に、時間外労働や深夜労働に対する割増賃金の支払いを確実に行ってください。
労働環境の適切な管理は、労働者の健康と安全を守るだけでなく、
企業の信頼性向上にも繋がります。
以上の通り、本件は貴社にとって重大な問題となり得ますので、
全スタッフの労働時間を一元的に管理するシステムの導入を
緊急にご検討いただきますようお願い申し上げます。
弊社雇用管理システム「シスワーク」の導入により、労働時間の自動集計や
時間外労働のアラート機能など、業務効率化と法令遵守の強化が期待できます。
ご不明な点やご相談がございましたら、弊社までご連絡ください。
今後ともワーカーズプロをよろしくお願い申し上げます。
お問合せは
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
新聞で取り上げられました
- ◇複数アプリ利用で労基法違反?スキマバイト、撤退するアプリ業者も
(朝日新聞・2025年2月12日) - https://www.asahi.com/articles/AST2C2TNFT2CULFA015M.html
- ◇スキマバイト 見えぬ超過労働(朝日新聞 1面 ・2025年2月12日)
- https://www.asahi.com/shimen/osaka.html?iref=pc_shimen_viewer_osaka