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【2024年7月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均の時給は1,364円。前年比 84円アップ

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2024年7月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・九州は過去最高時給を更新。平均時給は1,364円に

ディップ株式会社のバイトル「2024年7月度 アルバイト平均時給調査」によると7月のアルバイト・パートの平均時給は1,364円（前年比 84円増、前月比 19円増）となりました。

エリア別で見ると、関東・九州で過去最高時給が更新されました。
東海エリアの平均時給は、1,228円（前年比 28円減、前月比 25円増）、関西エリアの平均時給は、1,311円（前年比 30円増、前月 21円増）、九州エリアの平均時給は、1,418円（前年比 138円増、前月比 21円増）となりました。関東エリアの平均時給は、1,444円（前年比 157円増、前月比 13円増）でした。

職種別で見ると、専門的職業、飲食の職業、販売の職業で過去最高を更新しました。

事務的職業は 1,274円（前年比 66円減、前月比 25円減）
専門的職業は 1,828円（前年比 302円増、前月比 24円増）
飲食の職業は 1,142円（前年比 58円増、前月比 ±0円）
販売の職業は 1,183円（前年比 95増、前月比 2円増）
サービスの職業は 1,304円（前年比 96円増、前月比 ±0円）
運搬・清掃・包装等の職業は 1,206円（前年比 138円減、前月比 13円減）
建設の職業は 1,370円（前年比 233円減、前月比 4円減）
製造・技能の職業は 1,174円（前年比 268円減、前月比 121円減）
教育の職業は 1,837円（前年比 422円増、前月比 328円増）

なおバイトルに7月掲載された求人件数は、前月比1.1%減の約300,000件と下がりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの7月度募集時平均時給に関しては、前年同月の1,627円に比べると41円増加（増減率＋2.5％）、前月の1,652円から比べると16円増加（同＋1.0％）の1,668円となりました。

職種別に見ると、前年同月比は「製造・物流・清掃系」（増減額 ＋45円、増減率＋3.3％）など5職種でプラス。前月比は「IT・技術系」（増減額＋19円、増減率＋0.9％）など4職種でプラスとなりました。
（株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和6年7月の有効求人倍率は、前月より0.01ポイント上回り1.24倍。

令和6年8月30日に発表された7月分の有効求人倍率（季節調整値）は 1.24倍となり、前月を0.01ポイント上回りました。新規求人倍率（季節調整値）は 2.22倍となり、前月を0.04ポイント下回りました。

7月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると1.2％増となりました。

これを産業別にみると、学術研究,専門・技術サービス業（7.4％増）、情報通信業（6.6％増）、医療,福祉（5.1％増）などで増加となり、教育,学習支援業（5.1％減）、製造業（2.9％減）、宿泊業,飲食サービス業（1.6％減）などで減少となりました。

求人増加と時給上昇が見られる7月

2024年7月は、パート・アルバイトの求人件数が前年同月比で増加しました。
特に、夏季の繁忙期に合わせて販売や飲食業、物流業界での求人が活発になり、それに伴って平均時給も上昇しています。

10月に向けて最低賃金の引き上げが発表されており、それに先立つ準備として、企業側が賃金水準を引き上げる動きが加速しています。

求人件数も前年比で増加し、パート・アルバイト市場は引き続き活況を呈しています。単発や短期の仕事にも高い時給が設定され、労働市場の柔軟性が増しています。

本レポートでは平均時給の動向を詳しく紹介しておりますので、ぜひ採用活動にお役立てください。