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【2023年2月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は前年比31円増の1,230円に。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2023年2月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。
人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・東海は前月から引き続き前年比プラス。平均時給は1,230円に

ディップ株式会社のバイトル「2023年2月度 アルバイト平均時給調査」によると2月のアルバイト・パートの平均時給は1,230円（前年比31円増、前月比1円減）となりました。

エリア別で見ると、関東で前月よりも9円アップの増加傾向に。前年比は関東・東海の2エリアでプラスに。
東海エリアの平均時給は1,206円（前年比51円増、前月比1円減）、関西エリアの平均時給は1,227円（前年比13円減、前月比12円増）、九州エリアの平均時給は1,131円（前年比15円減、前月比30円減）となりました。関東エリアの平均時給は前年57円増、前月比9円増の1,276円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、6職種で前年を上回りました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの2月度募集時平均時給に関しては、前年同月1,575円に比べると36円増、前月1,602円から比べると9円増の1,611円となりました。
「IT・技術系」（前年同月比増減額＋82円、増減率＋3.9％）をはじめとする全職種で前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和5年1月の平均の有効求人倍率は、前月比0.01ポイント低下の1.35倍

令和5年3月03日に発表された1月分の有効求人倍率は1.35倍で、前月よりも0.01ポイント下回りました。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.38倍で、前月と同水準でした。

1月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると4.2％増加。
産業別に見ると特に増加が目立ったのは、宿泊業・飲食サービス業（27.0％増）、運輸業・郵便業（4.0％増）、卸売業・小売業（3.8％増）などでなどでした。

2023年4月1日から中小企業の割増賃金率が1.5倍！より人材獲得が熾烈に。

令和4年10月1日より適用開始となった改定最低賃金（時給961円）の影響もあり、求人件数自体はバイトルでも前月比プラス11.1%と、取り扱い件数が増加傾向になっています。

加えて、2023年3月で、働き方改革関連法案の猶予期間が終了します。猶予期間が終わることで、2023年4月から残業60時間超過時の賃金率が1.5倍の掛け率になり、残業を回避して生産性を上げて企業活動を行うことに、よりシフトしていくと予想されます。せっかくなら習熟度の高いスタッフに従事してもらって生産性を上げ、残業無しで終えたいものです。

年度が変わるタイミングを狙って新たなステージで仕事をしたいという人も多いので、求人内容のブラッシュアップには力を入れたほうがよさそうです。今後もコロナをはじめ、法改正、技術革新などに伴う時給の動向に注視する必要があるでしょう。本記事では最旬の平均時給の動向をご紹介しておりますので、ぜひ採用などにお役立てください。