ワーカーズプロは、1日単位、シフト制、固定制の人材紹介を提案する人材総合サービスです。

【2023年1月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は過去最高の1,231円に。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2023年1月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。
人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・東海は前月から引き続き前年比プラス。平均時給は1,231円に。

ディップ株式会社のバイトル「2023年1月度 アルバイト平均時給調査」によると1月のアルバイト・パートの平均時給は1,231円（前年比25円増、前月比11円増）となりました。

エリア別で見ると、関東・東海で前月よりも5円アップの増加傾向に。前年比は関東・東海の2エリアでプラスに。
東海エリアの平均時給は1,207円（前年比53円増、前月比5円増）、関西エリアの平均時給は1,215円（前年比21円減、前月比6円増）、九州エリアの平均時給は1,161円（前年比5円減、前月比15円増）となりました。関東エリアの平均時給は前年38円増、前月比5円増の1,267円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、6職種で前年を上回りました。

なおバイトルに1月掲載された求人件数は、前月比0.9%増の257,000件にのぼりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの1月度募集時平均時給に関しては、前年同月1,567円に比べると35円増、前月1,613円から比べると11円減の1,602円となりました。クリエ イティブ系など全職種が前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和4年平均の有効求人倍率は前年比0.15ポイント上昇の1.28倍

令和5年1月31日に発表された12月分の有効求人倍率は1.35倍で、前月と同水準でした。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.39倍で、前月に比べて0.03ポイント減少しました。

12月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると4.8％増加。産業別に見ると特に増加が目立ったのは、生活関連サービス業,娯楽業（18.5％増）、サービス業(他に分類されないもの)（7.9％増）、宿泊業,飲食サービス業（6.9％増）などでした。

3月のマスク自由化に伴い、人の移動・交流がますます活発に。
求人数増の人手不足の今こそ時給表記は柔軟に対応を！

令和4年10月1日より適用開始となった改定最低賃金（時給961円）の影響もあり、求人件数自体はバイトルでも前月比プラス0.9%と、取り扱い件数が増加傾向になっています。
ｗithコロナになった令和5年1月は、新年のムードとコロナ2019との共存・共生も相まって、レジャー・外食産業、販売・サービス業が活気を見せていました。今回の調査でも、飲食・販売・サービスの求人が増加傾向にあるとのこと。求人件数も前月と比べると0.9%も増えていたそうです。

また、三大都市圏の派遣スタッフの平均時給は前月から−0.7％の1,602円に減少しています。一方で「仕分け・検品・梱包」のお仕事の平均時給は1,238円とのことなので（職種別平均時給（2023年1月）／「バイトル」を運営するディップ株式会社調べ）、時給に折り合いがつけば、派遣で今まで働いてきた層の軽作業への取り込みも可能になるかもしれません！
さらに、建築・土木業界では、2024年4月から時間外労働の罰則付き上限規制である働き方改革が施行され、今後も変化が起きると予想されます。

年度が変わるタイミングを狙って新たなステージで仕事をしたいという人も多いので、求人内容のブラッシュアップには力を入れたほうがよさそうです。今後もコロナをはじめ、日銀の新総裁の施策、法改正、技術革新などに伴う時給の動向に注視する必要があるでしょう。
本記事では最旬の平均時給の動向をご紹介しておりますので、ぜひ採用などにお役立てください。