ワーカーズプロは、1日単位、シフト制、固定制の人材紹介を提案する人材総合サービスです。

【2022年12月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は1,220円に。飲食業・販売は3ヶ月連続で過去最高を更新。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年12月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。
人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・東海は前年比プラス。平均時給は1,220円に。

ディップ株式会社のバイトル「2022年12月度 アルバイト平均時給調査」によると12月のアルバイト・パートの平均時給は1,220円（前年比10円増、前月比1円増）となりました。

エリア別で見ると、東海・関西で前月よりも2円アップで増加傾向に。前年比は関東・東海の2エリアでプラスに。東海エリアの平均時給は1,202円（前年比39円増、前月比2円増）、関西エリアの平均時給は1,209円（前年比13円減、前月比2円増）、九州エリアの平均時給は1,146円（前年比22円減、前月比5円減）となりました。関東エリアの平均時給は前年比14円増、前月比3円減の1,262円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、5職種で前年を上回りました。
事務的職業は1,360円（前年比213円増、前月比4円増）、専門的職業は1,247円（前年比9円減、前月比49円減）、飲食の職業は1,081円（前年比42円増、前月比1円増）、販売の職業は1,090円（前年比49円増、前月比4円増）、サービスの職業は1,269円（前年比18円増、前月比4円増）、運搬・清掃・包装等の職業は1,221円（前年比46円減、前月比3円増）、建設の職業は1,301円（前年比353円減、前月比157円減）、製造・技能の職業は1,404円（前年比7円増、前月比16円増）、教育の職業は1,638円（前年比115円減、前月比72円減）となりました。

なおバイトルに12月掲載された求人件数は、前年比約0.5％増の255,000件にのぼりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの12月度募集時平均時給に関しては、前年同月より31円増、前月比4円減の1,613円となりました。クリエイティブ系など全職種が前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は前月比0.09ポイント上昇。

令和4年12月27日に発表された11月分の有効求人倍率は1.35倍で、前月と同水準でした。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.42倍で、前月に比べて0.09ポイント上昇となりました。

11月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると8.7％増加。産業別に見ると特に増加が目立ったのは、宿泊業、飲食サービス業（21.2％増）、サービス業(他に分類されないもの)（13.2％増）、卸売業,小売業（13.0％増）などでした。

人の移動が活発になり、レジャーや飲食の求人も増加傾向に。求人件数も前年比で約0.5％増。

令和4年10月1日より適用開始となった改定最低賃金（時給961円）の影響もあり、求人件数自体はバイトルでも前年比で約0.5％増となっています。
クリスマス、忘年会、年末年始を挟んだ12月は、レジャー・外食産業、販売・サービス業が特に賑わいを見せる時期ですが、コロナ以前と比べると、かなり活気を取り戻した印象を受けました。コロナで急増したデリバリーなどの宅配のお仕事も依然として多い傾向にあります。
また、dipによると、これまで派遣をしていた層が時給上昇に伴い、短期間の仕事も視野に入れているという調査結果も出ており、スポットで働く単発や短期間のお仕事へのニーズが依然として増えている印象です。

さらに、建築・土木業界では、2024年4月から時間外労働の罰則付き上限規制である働き方改革が施行され、今後も変化が起きると予想されます。

新年を迎え、新たな意欲を燃やしてお仕事探しをする人も多いので、求人内容のブラッシュアップにも力を入れたほうがよさそうです。今後もコロナをはじめ、法改正や施行、技術革新などに伴う時給の動向に注視する必要があるでしょう。本記事では最旬の平均時給の動向をご紹介しておりますので、ぜひ採用などにお役立てください。