ワーカーズプロは、1日単位、シフト制、固定制の人材紹介を提案する人材総合サービスです。

【2022年11月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は1,219円に。飲食業は3ヶ月連続で過去最高を更新。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年11月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・東海・関西は前年比プラス。前年比は3エリアで増加。

ディップ株式会社のバイトル「2022年11月度 アルバイト平均時給調査」によると11月のアルバイト・パートの平均時給は1,219円（前年比28円増、前月比7円増）となりました。

エリア別で見ると、関東・東海・関西で前月よりも増加傾向に。前年比は3エリアでプラスに。東海エリアの平均時給は1,200円（前年比49円増、前月比9円増）、関西エリアの平均時給は1,207円（前年比7円減、前月比9円増）、九州エリアの平均時給は1,151円（前年比38円増、前月比1円減）となりました。関東エリアの平均時給は前年比30円増、前月比6円増の1,265円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、6職種で前年を上回りました。特に販売の職業に至っては、2ヶ月連続で増加し、過去最高を更新しています。
事務的職業は1,356円（前年比130円増、前月比4円減）、専門的職業は1,296円（前年比54円増、前月比65円増）、飲食の職業は1,080円（前年比44円増、前月比1円減）、販売の職業は1,086円（前年比55円増、前月比16円増）、サービスの職業は1,265円（前年比13円増、前月比27円増）、運搬・清掃・包装等の職業は1,218円（前年比53円増、前月比7円増）、建設の職業は1,458円（前年比144円減、前月比1円増）、製造・技能の職業は1,388円（前年比19円減、前月比9円増）、教育の職業は1,710円（前年比22円減、前月比64円減）となりました。

なおバイトルに11月掲載された求人件数は、前年比約8.9％増の279,000件にのぼりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの11月度募集時平均時給に関しては、前年同月より28円増、前月比13円増の1,617円となりました。クリエイティブ系、製造・物流・清掃系など全職種が前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は前月比0.02ポイント上昇

11月29日に発表された10月分の有効求人倍率は1.35倍で、前月に引き続き0.01ポイントの上昇となりました。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.33倍で、前月に比べて0.06ポイント上昇となりました。

10月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると7.9％増加。産業別に見ると特に増加が目立ったのは、宿泊業,飲食サービス業（29.3％増）、卸売業,小売業（11.7％増）、生活関連サービス業,娯楽業（11.3％増）などでした。

Withコロナでも時給は上昇傾向に。求人件数も前年比8.9％増。求人市場も活発に。

10月1日より適用開始となった改定最低賃金（時給961円）の影響もあり、求人件数自体はバイトルでも前年比で約8.9％増となっています。
また、コロナ禍によってIT化・DX推進が多くの企業で急ピッチで進められており、非対面・オンライン・非接触などが新しいスタンダードの一つとなりそうです。
さらに、建築・土木業界では、2024年4月から時間外労働の罰則付き上限規制である働き方改革が施行され、時給にも何かしらの変化が起きると予想されます。

2022年下期以降も様々な動きが予想されますので、今後もコロナをはじめ、法改正や施行、技術革新などに伴う時給の動向に注視する必要があるでしょう。本記事では最旬の平均時給の動向をご紹介しておりますので、ぜひ採用などにお役立てください。