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【2022年10月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は1,212円に。飲食業は3ヶ月連続で過去最高を更新。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年10月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

関東・東海・九州は前年比プラス。関西は前年比38円減。

ディップ株式会社のバイトル「2022年10月度 アルバイト平均時給調査」によると10月のアルバイト・パートの平均時給は1,212円（前年比17円増、前月比1円減）となりました。

エリア別で見ると、東海・九州の増加率が目立ちます。東海エリアの平均時給は1,191円（前年比38円増、前月比1円増）、関西エリアの平均時給は1,198円（前年比38円減、前月比8円増）、九州エリアの平均時給は1,152円（前年比55円増、前月比17円増）となりました。関東エリアの平均時給は前年比15円増、前月比2円減の1,259円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、5職種で前年を上回りました。事務的職業は1,360円（前年比49円増、前月比9円減）、専門的職業は1,231円（前年比20円減、前月比±0円）、飲食の職業は1,081円（前年比57円増、前月比13円増）、販売の職業は1,070円（前年比41円増、前月比18円増）、サービスの職業は1,238円（前年比30円減、前月比59円増）、運搬・清掃・包装等の職業は1,211円（前年比92円増、前月比4円増）、建設の職業は1,457円（前年比161円減、前月比±0円）、製造・技能の職業は1,379円（前年比11円減、前月比1円増）、教育の職業は1,774円（前年比66円増、前月比7円減）となりました。

なおバイトルに10月掲載された求人件数は、前年比1.3倍超の273,000件にのぼりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの10月度募集時平均時給に関しては、前年同月より25円増、前月比8円減となりました。クリエイティブ系、製造・物流・清掃系など全職種が前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は前月比0.02ポイント上昇

10月28日に発表された9月分の有効求人倍率は1.34倍で、前月に引き続き0.02ポイントの上昇となりました。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.27倍で、前月に比べて0.05ポイント下回りました。

9月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると9.8％増加。産業別に見ると特に増加が目立ったのは、宿泊業,飲食サービス業（29.5％増）、生活関連サービス業,娯楽業（22.3％増）、卸売業,小売業（12.7％増）などでした。

10月の最低賃金改定により時給上昇は今後も続く見込み

10月1日より適用開始となる改定最低賃金。全国の目安は時給961円に決定しました。前年比プラス31円という過去最大の引き上げ額であり、バイトルでも以前よりアルバイト時給は上昇傾向が見られるとのこと。コロナ禍で大打撃を受けた飲食業界も持ち直しつつあり、エッセンシャルワーカーの待遇改善にもつながりそうです。コロナの第7波も落ち着いてきているなか、求人件数の割合も増えていますので、今後も時給の上昇傾向が続くと想定されます。