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【2022年8月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は過去最高の1,230円に。最低賃金の引き上げも影響

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年8月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

東海エリアは過去最高の1,206円。関東は横ばい。

ディップ株式会社のバイトル「2022年8月度 アルバイト平均時給調査」によると8月のアルバイト・パートの平均時給は1,230円（前月比3円増、前年比60円増）となりました。

エリア別で見ると、関東以外の増加率が目立ちます。東海エリアの平均時給は1,206円（前年比82円増、前月比10円増）、関西エリアの平均時給は1,204円（前年比23円減、前月比17円減）、九州エリアの平均時給は1,158円（前年比128円増、前月比11円増）となりました。関東エリアの平均時給は前年比49円増、前月比±0円の1,271円でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち7職種で前年を上回りました。飲食の職業は1,059円（前年比51円増、前月比1円減）、販売の職業は1,047円（前年比29円増、前月比10円減）、サービスの職業は1,183円（前年比60円減、前月比65円減）、運搬・清掃・包装等の職業は1,241円（前年比141円増、前月比26円増）、製造・技能の職業は1,418円（前年比76円増、前月比26円増）となりました。

なおバイトルに8月掲載された求人件数は、前年比1.4倍超の252,000件にのぼりました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの8月度募集時平均時給に関しては、前年同月より53円増、前月比14円増となりました。クリエイティブ系、製造・物流・清掃系など全職種が前年同月比プラスでした。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は前月比0.02ポイント上昇

8月30日に発表された7月分の有効求人倍率は1.29倍で、前月に引き続き0.02ポイントの上昇となりました。また、新規求人倍率（季節調整値）は2.40倍で、前月に比べて0.16ポイント上回りました。

7月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると12.8％増加。産業別に見ると特に増加が目立ったのは飲食業、飲食サービス業（47.7%増）、サービス業（他に分類されないもの）（16.7%）、運輸業、郵便業（14.7%増）、製造業（14.5%増）などでした。

10月の最低賃金改定により時給上昇は続く見込み

10月1日より適用開始となる改定最低賃金。全国の目安は時給961円に決定しました。前年比プラス31円という過去最大の引き上げ額であり、バイトルでも以前よりアルバイト時給は上昇傾向が見られるとのこと。ウィズコロナ、アフターコロナの社会活動・経済活動がより活発化してくるなかで、求人件数の割合も増えており、時給上昇傾向は続くことが見込まれます。