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【2022年7月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は1,227円で過去最高に

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年7月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

飲食・販売では過去最高を更新

ディップ株式会社のバイトル「2022年7月度 アルバイト平均時給調査」によると7月のアルバイト・パートの平均時給は1,227円（前月比16円増、前年比62円増）となりました。

エリア別で見ると、関東エリアの平均時給は1,271円（前月比15円増、前年比62円増）、東海エリアの平均時給は1,196円（前月比24円増、前年比74円増）、関西エリアの平均時給は1,221円（前月比5円増、前年比23円増）、九州エリアの平均時給は1,147円（前月比3円増、前年比124円増）となりました。

また、大職種分類ではすべての職種で前年を上回りました。運搬・清掃・包装等の職業は1,215円（前年比118円増）、飲食の職業では1,060円（前年比55円増）、製造・技能の職業は1,392円（前年比49円増）、販売の職業は1,057円（前年比48円増）、サービスの職業は1,248円（前年比14円増）でした。

なおバイトルに7月に掲載された求人件数は、前年比約1.5倍にあたる約264,000件にのぼりました。

派遣スタッフの7月時募集時平均時給に関しては、三大都市圏（首都圏・東海・関西）では過去最高を更新した前月との比較では3円減少となったものの、1,591円と依然高い水準で推移しています。（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は前月比0.03ポイント上昇

7月29日に発表された6月分の有効求人倍率は1.27倍で、前月に引き続き0.03ポイントの上昇となりました。新規求人倍率（季節調整値）は2.24倍で、前月に比べて0.03ポイント下回りました。

6月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると12.0％増加しており、産業別にみると宿泊業・飲食サービス業で30.9％、製造業で16.9％、生活関連サービス業・娯楽業で16.7％、情報通信業で13.5％でした。

最低賃金改定の影響は都市部以外でも大きくなる見込み

8月1日に厚生労働省にて最低賃金の目安が発表され、23日には各都道府県の審議会がとりまとめた今年度の最低賃金（時給）の改定額が発表されました。10月1日から新しい最低賃金が順次適用となります。

改定後の最低賃金は、東京で1,072円、大阪で1,023円、愛知で986円となり、全国でもっとも定額となるのは秋田、高知、宮崎、沖縄など10県で853円となる見込みです。

全国平均で31円と過去最大の引き上げ幅となった今回の最低賃金ですが、地方部で目安に上積みする動きが目立ちました。これから10月に向けて全国的に時給の見直しが加速することが予想されます。