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【2022年5月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は過去最高の1,222円に

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2022年5月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

全体的な上昇傾向

ディップ株式会社のバイトル「2022年5月度 アルバイト平均時給調査」によると5月のアルバイト・パートの平均時給は1,222円（前月比13円増、前年比102円増）と過去最高を更新しました。

エリア別で見ると、すべてのエリアで前月比率、前年比ともに増額となりました。関東エリアの平均時給は1,252円（前月比7円増、前年比87円増）、東海エリアの平均時給は1,186円（前月比19円増、前年比129円増）、関西エリアの平均時給は1,233円（前月比2円増、前年比1円増）、九州エリアの平均時給は1,169円（前月33円増、前年比199円増）となりました。

大職種分類では、サービスの職業を除く8職種で前年を上回りました。とくに前年比で大幅な上昇が見られたのは製造・技能の職業（356円増）、運搬・清掃・包装等の職業（153円増）、建設の職業（153円増）となっています。

なお、5月の派遣社員の平均募集時給に関しては三大都市圏（首都圏・東海・関西）の平均時給が1,123円（前年同月1,092円、前月1,120円）となり、過去最高額を更新しました（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

有効求人倍率は春採用の波の後でもプラスに

5月31日に発表された4月分の有効求人倍率は1.23倍で、3月に比べて0.01ポイントの上昇。新規求人倍率は2.19倍で、前月に比べて0.03ポイント上昇しています。春季の採用の波の後でも前月を0.01ポイント上回りました。

とくに求人の増加傾向が目立つのは宿泊業、飲食サービス業（49.6％増）、製造業（21.9％増）、サービス業（他に分類されないもの）（15.3％増）、運輸業、郵便業（13.1％増）となっています。

またパート・アルバイトに関してもバイトルにおける求人件数は約266,000件で、前年同月比で約1.5倍超となっています。

夏に向けて飲食・サービス・宿泊でニーズ拡大の見込み

今後の見込みについては、入国制限緩和で外国人観光客の受け入れも6月10日から始まり、さらに円安の影響で観光客の増加が見込まれます。

求人ニーズがすでに増加傾向にある飲食に加え、販売・サービスの職種でもインバウンドの回復を見越して採用活動の活発化傾向が見られ、更に募集時給を押し上げそうです。