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【2023年7月度 アルバイト平均時給動向レポート】
全国平均は過去最高時給の1,288円に。

アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社調べによる2023年7月度の平均時給調査を中心に、アルバイト・パートの時給相場動向をレポートいたします。
人材確保のためのご参考情報としてお役立てください。

全エリアで前年比プラス。平均時給は1,280円に。

ディップ株式会社のバイトル「2023年7月度 アルバイト平均時給調査」によると7月のアルバイト・パートの平均時給は1,280円（前年比53円増、前月比8円減）となりました。

エリア別で見ると、九州は2ヵ月連続で過去最高時給に。そのほか、全エリアで前年比がプラスと増加傾向でした。

東海エリアの平均時給は1,256円（前年比60円増、前月比6円減）、関西エリアの平均時給は1,281円（前年比60円増、前月比7円減）、九州エリアの平均時給は1,280円前年比133円増、前月比24円増）となりました。
関東エリアの平均時給は1,287円（前年16円増、前月比14円減）でした。

職種別で見ると、9職種分類のうち、6職種で前年を上回りました。

三大都市圏（首都圏・東海・関西）派遣スタッフの7月度募集時平均時給に関しては、前年同月1,591円に比べると36円増加、前月1,631円から比べると4円減の1,627円となりました。

なお、職種別に見ると、前年同月比は「IT・技術系」（増減額＋104円、増減率＋4.8％）など全職種でプラス（株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター調べ）。

令和5年7月の平均の有効求人倍率は、前月を下回る1.30倍

令和5年8月01日に発表された7月分の有効求人倍率は1.30倍で、前月に比べて0.01ポイント低下しました。
また、新規求人倍率（季節調整値）は2.32倍で、前月に比べて0.04ポイント低下しました。

7月の新規求人（原数値）は前年同月と比較すると2.1％減。
産業別に見ると特に増加が目立ったのは、宿泊業,飲食サービス業（1.3％増）、医療,福祉（0.9％増）、学術研究,専門・技術サービス業（0.8％増）などでした。

2023年下半期に突入！経験者比率の高い人材を確保することで企業活動の活性化につながる。

バイトルに７月掲載された求人件数は、前月比6.5%減の286,000件と若干の減少傾向にありますが、まだまだ人材不足は否めません。

熟練度の高い人材を獲得するには、

１　経験者をターゲットとした求人を増やす
　　…経験者の応募促進のため、求人掲載サイト上で、明確な経験要件を掲載するとともに、
　　経験者に刺さるアピールを盛り込む必要がある。

２　魅力的な特典や福利厚生を提供する。高い時給、労働条件などを提供して経験者を引き込む。
　　質の高い応募者を増やすとともに、仲間を紹介しやすい環境を整えることが重要。

４　経験者が長期間勤務し続けたくなるような良好な労働環境を築く。

５　従業員や元従業員からのポジティブな評判や口コミを引き出す 。


といった対策が有効なようです。

今後も法改正、技術革新などに伴う時給の動向に注視する必要があるでしょう。
本記事では最旬の平均時給の動向をご紹介しておりますので、ぜひ採用などにお役立てください。